□琺瑯ができるまで□

「鉄とガラス」から「琺瑯」になるまでにどんな行程を経ているのか、興味がありますか?

とても簡単ではありますが、制作の全体の流れを紹介します。 陶芸の制作行程をイメージしていただくと、 少しは想像しやすいかなと思います。

■成形

SIRUPが制作している琺瑯のベースは「鉄」です。(*1)

鋼板を必要な大きさ・形に切ったり、曲げたりし、形作りをします。(*2)
ピアスなどパーツが小さいもの・複雑な形の時には、自分の指もヤスリがけ・・・ということも。
(陶芸でいうと、土をこねて形作るような行程です。)

必ず電気炉の内部でどこかに接地している部分が必要なため、 ぶら下げたり・冶具が当たっても問題がない部分を考えておきます。 SIRUPのピアスでは穴を開けています。 陶器のお茶碗の高台などには釉薬がかかっていない部分がありますが、 これも窯の内部で棚板などに接している部分があるからです。

琺瑯は陶芸に比べて、かたまりとしての造形の自由度は高いと言えませんが、 厚みに関しては土ではできない薄さにすることが可能です。

(*1:工業製品ではベースが他の金属のものもあります。)
(*2:やかんやお鍋などは、もちろんプレス加工や溶接など多様な行程があります。)

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■下地処理

引っかかり・バリがないように、ヤスリをかけて形を整えます。 そして表面処理をして乾燥させます。 形作ったベース鉄とエナメル質の上薬をつなぐ役割の釉薬を焼成します。 下地は濃い色(グレーや紺)なので、さらに白の釉薬をかけて焼きます。

(陶芸では土を乾燥させ、形を整え、素焼きをするような行程にあたります。)
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■釉薬掛け・焼成

色の釉薬をかけ、乾燥させ電気炉で焼き付けます。 吹き付けたり、筆で描いたり、いろいろな技法を使います。 多色の場合はこの行程を何度も繰り返します。

(陶芸では上絵つけのような行程です。)
焼き付け温度は母体や使う色、炉によって異なりますが、約800〜850度です。 ↑上に戻る

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