Form und Figur









大学の立体造形を扱っている科で合同の展覧会が行われることになり、 はじめて自分よりも大きな野外彫刻の制作を行いました。

屋外に長期間展示するため、雨風にさらされる・子どもがぶら下がるかもしれないなど、 気をつけなければならないことがいろいろありましたが、 とてもいい経験でした。

野外に作品を置く面白さは本当にたくさんあります。
例えば、天気によって見え方が変わったり、 遠くから見る時と近くで見る時の印象が変わったり、 偶然通りかかる人もいれば、誰かが寄りかかって昼寝をしたり。

亜鉛メッキの色が落ち着いたグレーになった頃、 半年の展示期間が終わりました。 撤去作業をしている時に、 そのあたりを散歩していたご婦人に、 お父さんとお母さんと子どものように見える彫刻がなくなるのは寂しい、と言われました。 彫刻たちはその場所に新しい景色を付け加え、 風景を切り取り、そしてその場所に溶け込んでいたようでした。


制作の主な作業工程:

・アイデアスケッチ。
・紙で模型を制作。
・コピーをしたり、プロジェクターを使って拡大し1/1を図面を描く。
・鋼板は工場で切断加工してもらうため、
 レーザーの読み取り機械で読める大きさ1/2の図面を再度。
・効率よく切断できるように配置を検討。

(ここからは工場の一角を間借りしての作業)
・工場で切断加工。
・側面の板を曲げながら本体の板に溶接。
・曲線を整えるために、グラインダーをかける。
・クレーンで上げて、向きを変えたりしながら溶接、切削作業を繰り返す。
 (作者より大きいので体全体の作業)

(大学の工房にて)
・台座を制作し、本体に溶接。

(メッキ工場にて)
・亜鉛メッキ加工。

(大学の工房にて)
・不要なメッキのバリ取り。
・着色プランを検討。
・部分的に着色。